くノ一、決勝進めず INAC神戸に1-5 
2012-9-3

 なでしこリーグカップ2012の準決勝2試合が9月2日、さいたま市の浦和駒場スタジアムであった。Aグループ首位のINAC神戸レオネッサと対戦したBグループの2位の伊賀FCくノ一は、FW中出ひかりの5試合連続ゴールで同点に追いついた後、ミスを突かれ連続失点。1-5で敗れ、決勝進出は果たせなかった。

 くノ一が決勝入りを争った相手は、ロンドン五輪の銀メダルメンバー7人が所属するリーグ屈指の強豪。予選とは異なる緊張感の中、I神戸はリーグ優勝など多くのタイトルを獲得し、プレーに余裕がある一方、大舞台での経験が少ないくノ一は攻守の駆け引きで劣勢を強いられた。

 試合は、くノ一が前半12分に先制を許した後、18分にボランチ宮本ともみのパスを背後から受けたFW中出ひかりのシュートで同点。相手GKの位置を冷静に見極めた鮮やかなゴールに、チームメートたちも駆け寄って祝福した。

 

しかし、くノ一は25分と38分にミス絡みで連続失点。後半にも更に2点を奪われ、リーグカップはベスト4に終わった。

 試合の後、悔しい表情でロッカーに戻るくノ一の選手たち。主将のDF小野鈴香は「1‐3で前半を折り返したとき、1点返せばまだいけると思ったが、悪い時間帯に追加点を入れられた。力がまだまだ足りない」と振り返った。

 宮本は「同点に追いつけたのはチームにとって成長だが、その後の失点が早く、集中力が切れたところが自分たちの弱さ。リーグ戦で借りを返したい」と話した。

 大嶽直人監督は敗因について、「ミスの数、経験の差が結果に出た」と振り返るも、「強豪を倒して盛り上げたかったが、くノ一にとってはチャレンジするいい機会になった。準決勝まで進めたのは選手が力を発揮したから。すごく成長したと思う」とリーグカップでの成果と手応えを口にした。




くノ一 3連勝ならず
2011-11-12


 女子サッカー・なでしこリーグの伊賀FCくノ一は11月12日、さいたま市の埼玉スタジアム2002で浦和レッドダイヤモンズレディースと対戦し、0-3で敗れた。3連勝はならず、通算成績は4勝1分10敗。9チーム中7位のままで、20日の最終節は勝っても自力では順位が上がらないが、6位のジェフLが敗れれば、得失点差で入れ替わる可能性を残している。

 くノ一は試合開始5分で失点。試合終盤の10分間にも2点を追加された。くノ一が優位にボールを支配する時間も十分あり、シュート数全体ではくノ一が13本を放ち、浦和の7本を上回った。しかし、同点に追いつける場面ではチャンスを生かせず、リードを許した後は攻めへの焦りを突かれた。ボランチMF宮本ともみも「浦和Lとの差はシュートとフィニッシュにつなげるまでの精度」と悔しがったが、決定力が勝敗を分けた。

 くノ一は前半、「プレスの部分で相手を見ながらの守備になった分、スローペースで相手に主導権を握られてしまった」と大嶽監督が振り返るように、浦和が攻め立て、くノ一は守勢に回った。

 後半はくノ一が攻勢を仕掛けた。同7分のFKでは、ゴール前のかけ引きで相手DFを振り切った宮本だが、シュートは力んで枠を外した。9分にもDF小野鈴香のパスカットを起点に、FW堤早希からDF佐藤愛へとつなぎ、FW小林真規子がスルーパスに飛び込んだが、わずかなスペースを狙った球に右足を合わせるのが精いっぱいだった。

 大嶽監督は試合後、「リードされて、残り少ない時間帯になってから焦りが出てしまい、集中力や球際への寄せが甘くなった。ゲーム内容は悪くなかったし、くノ一のサッカーが非常に良い方向に出ている。ホームでの最終戦はこの悔しさを良い結果につなげていきたい」と話した。

 主将のDF道倉宏子は「後半はリスクを承知で攻めに出ているので、追加点はある意味で仕方ない。次はチャンスでしっかり決めたい」。MF宮本は「連勝の流れをつなげるためにも勝ち点が欲しかった。押し込まれた時間もあったが、自分たちのペースに立て直せたのは収穫」と気持ちを切り替えていた。

 11月20日はリーグ最終節4試合があり、くノ一はホームの上野運動公園競技場で「アルビレックス新潟レディース」と対戦する。




佐々木監督“ママさんボランチ”宮本視察

2011-9-25

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督が昨日、12月の代表候補合宿に伊賀の“ママさんボランチ”ことIFCくノ一のMF宮本ともみを招集する可能性を明かした。

 NACKで行われた狭山―浦和戦を視察後「明日は宮本さんを見てみたい」と、今日25日上野で行われる伊賀―日テレ戦視察の“ターゲット”を明言した。

 ロンドン五輪を見据えた新戦力発掘は、若手だけではなかった。佐々木監督は「明日は経験のある宮本さんを見てみたい。なでしこにチャレンジする意思があるか確認しないと。代表候補の枠の中には入っています」と明かした。7月のドイツW杯での右足首骨挫傷から復帰する18歳の新鋭FW岩渕真奈(日テレ)とともに、ベテランMFに熱視線を送る

 宮本は代表通算77試合13得点の実績を誇る。なでしこの大黒柱のMF沢穂希(INAC)と同学年。02年に結婚し、05年には長男を出産した。育児休業を経て06年に初のママさん代表選手として復帰。07年を最後に代表からは遠ざかっているが、経験豊富なプレーは健在だ。指揮官も「彼女は試合の流れを知っているし、危ないときに体を張れる」と絶賛した。

 代表のボランチは沢穂希、阪口夢穂のレギュラーコンビを脅かす存在がいない状態。今月の五輪最終予選では若手も試したが、2人の不在時に使えるメドは立っていない。宮本は五輪1回、W杯3回と多くの修羅場を経験。さらにトップ下からセンターバックまでこなせるユーティリティーも魅力だ

 8月19日の慈善試合にはなでしこリーグ選抜の一員として先発出場。「現役を続けている以上は上を目指したい」と代表復帰に意欲を示していた。日本サッカー界史上初の“ママさん五輪代表”へ向け、まずは今日の御前試合が注目される。




伊賀焼「窯出し市」始まる 4日まで 伊賀
2011-5-2



 伊賀市丸柱の「伊賀焼の郷 長谷園」(長谷康弘社長)で窯出し市が始まり、観光客らでにぎわっている。4日まで。【伊賀焼を買い求める観光客ら=伊賀市丸柱で】

 窯出し市は、地元の村起こしとして始まり、今年で16回目。例年地元だけでなく名古屋や大阪など遠方から約2万5千人が訪れるという。

 会場では、蒸し鍋などの機能鍋や在庫品を3割引から販売する他、限定200個の福袋も用意。手びねりや絵つけなどの陶芸体験もある。

 また、沿道には約30の窯元らの露店も開かれ、掘り出し物を探す家族連れの姿も見られた。

 長谷社長は「四季を感じられるすばらしいロケーションの中で、伊賀焼を通して、伊賀の魅力を伝えたい」と話した。

 窯出し市は午前9時から午後5時まで。収益の一部は、東日本大震災の義援金として寄付される。

 問い合わせは、長谷園(0595・44・1511)まで。




大人の仲間入り、気持ち新たに 伊賀・名張で成人式
2010-1-10



 成人の日を前にした1月10日、伊賀市と名張市で成人式があり、両市合わせ2045人が大人の仲間入りをした。新成人たちは、友人らと喜びを分かち合い、新たな気持ちで式に臨んでいた。

 両市によると、今年成人式を迎えたのは1989年4月2日から90年4月1日生まれの人で、伊賀市では男性520人、女性527人の計1047人、名張市では男性501人、女性497人の計998人。

 伊賀市文化会館では、午前11時30分から新成人の中学時代の恩師からのビデオメッセージが放映された後、正午に式典が始まった。

 新成人を前に、内保博仁市長は「皆さんの生まれ育ったこの伊賀市を、住みやすく、ずっと住み続けたいと思うまちづくりに取り組んでいる。次の世代を皆さんの手で受け止めてほしい」と祝辞を送った。



 一方、名張市総合体育館でも午後2時から式典があり、亀井利克市長は新成人に向け、「時代を切り開いていくため、今を全力で生きることが重要。皆さんの無限の可能性を引き出すことにもなる」と呼び掛けた。




 続いて、新成人を代表し、成人式実行委員会の実行委員長、今西美紗さんと、実行委員の篠原世吉さん、大石拓哉さんが「今日この日を迎えられたのは、多くの人たちの支えのおかげ。現在の社会には困難なことも多くあると思うが、立派な成人になっていきたい」など、決意のメッセージを述べた。



くノ一ファン感謝デー
2009-11-29

 
女子サッカー・なでしこリーグ所属の伊賀市の市民クラブ、伊賀FCくノ一のファン感謝デーが11月29日、伊賀市ゆめが丘の県立ゆめドームうえので開かれ、サポーターや市民約370人が選手との交流を楽しんだ。



 くノ一は、チーム創設後初めて2部に降格した今季、リーグ戦を17勝4敗の2位で終え、来季の1部昇格が決定。支えてくれたサポーターや市民への感謝の気持ちを込め、2年ぶりのファン感謝デー開催となった。



 
また、今季のくノ一の21試合すべてを会場で観戦したサポーター2人にチームから記念品が贈られた他、選手のサイ入りボールや昇格記念Tシャツなどが当たる抽選会も行われた。

 くノ一は、12月6日に開幕する全日本女子サッカー選手権の1回戦で大阪桐蔭高校と対戦する。会場は鈴鹿市の県営鈴鹿スポーツガーデン、キックオフは同日午後1時30分。




最終節で敗れV逃す
2009-11- 1

 
日本女子サッカーリーグ2部の首位伊賀FCくノ一は11月1日、本拠地の上野運動公園競技場(伊賀市小田町)で2位ASエルフェン狭山FCと対戦し、0-1で惜敗。最終節の結果、くノ一はAS狭山に勝ち点1差で首位の座を奪われ、優勝を逃した。



 
雨の中の最終節。前節まで首位のくノ一は引き分けでも優勝が決まりだったが、「攻めて勝ちにいく」との言葉通り、試合序盤から積極的に攻撃。前半のシュート数はAS狭山の2本に対し、くノ一は8本と上回るも決め切れず、無得点でハーフタイムを迎えた。

 くノ一は、後半からDFの人数を1人減らしてより攻撃的な布陣に変更。しかし、同9分、守備ラインの裏を突かれ、狭山が先制した。その後、くノ一は同点に追い付くため攻め続けたが、守備を厚くしたAS狭山にゴールを阻まれ、本拠地で有終の美は飾れなかった。今季、くノ一の通算成績は17勝4敗、最終順位は2位。

 アウェーでの試合にも足を運び、選手たちに声援を送ってきた地元サポーターの一人、伊賀市の稲辺進さん(67)は「優勝できなかったことは残念だが、第一目標の1部昇格は果たしたのだから、お疲れさまと言ってあげたい。来季はもっと厳しい試合も多いだろうが、期待している」と選手の健闘を称えた。

 同2部21節の他会場結果と最終順位は次の通り。

大原学園 2-0 J鹿児島、福岡AN 1-0 清水第八、バニーズ 0-0 R熊本

@AS狭山 Aくノ一 B福岡AN C清水第八 D大原学園 Eバニーズ FJ鹿児島 GR熊本






くノ一2部降格
2008-12-13

 
日本女子サッカーリーグの1部8位「伊賀FCくノ一」と2部2位「スペランツァF.C.高槻」による入れ替え戦が12月13日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場であった。試合は2‐2のまま延長戦でも勝敗が着かず、くノ一はPK戦で敗れ、2部降格が決まった。【入れ替え戦に敗れ、泣き崩れるGK大野摩耶を抱きかかえるMF堤早希】



 入れ替え戦は今季2勝しか挙げられず、2年連続で臨むくノ一と、負け無しで3季ぶりの1部復帰を目指すFC高槻との一戦。序盤から両者激しいボールの奪い合いのなか、くノ一は前半29分にDF山科花恵のヘディングシュートで先制したが、その2分後にPKを与え、FC高槻に同点とされた。

 後半も先にリードしたのはくノ一で、67分に山科が再びゴールを決めた。しかし、79分に追い付かれ、延長戦後のPK戦で、くノ一はキッカー1番手のFW大歯裕子が外し、4番手のDF村上真理がGKに阻まれ、2-4で涙をのんだ。

 くノ一の大須賀まき監督は試合後、「この一年通して、選手たちはいろいろな状況の中、意識高く普段の練習に取り組んできた。今日も選手たちは持てる力をしっかりグラウンドで出していたし、それでも結果が出ないのは監督の責任」と選手をかばった。

 また、ゲームキャプテンを務めるMF堤早希は「1試合の難しさを思い知らされた。なかなかパスがつながらなくなり、『蹴る』サッカーになってリズムが狂っていったのかなと思う。個人としても思うようなプレーができず、多くの人に応援に来てもらったが、こういう結果になって申し訳ない気持ちでいっぱい。来年に向けては、今は考えられない」と悔しさを隠し切れない様子で答えた。




なでしこリーグ 12月13日にくノ一本拠地で入れ替え戦
2008-12-7

 日本女子サッカーリーグは、1部8位「伊賀FCくノ一」と2部2位「スペランツァF.C.高槻」による入れ替え戦を、12月13日(土)午後1時から、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で行うと発表した。

 入れ替え戦は1試合のみ実施。前後半90分で勝敗がつかない場合は、10分ハーフの延長戦を行い、それでも決着しない時はPK戦で勝者を決める。

 1部所属の「TASAKIペルーレFC」が今季限りで退会するため、2部に自動降格となる1部8位のチームが入れ替え戦に出場することになった。くノ一は2年連続での入れ替え戦で、昨季はPK戦で勝利し1部残留を決めた。


リーグ最終節でくノ一白星 入れ替え戦に弾み
2008-11-24

 日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部の最終節4試合が11月23日、埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場などであり、すでに今季最下位が確定している伊賀市の市民クラブ「伊賀FCくノ一」は、FW大歯裕子の2ゴールで浦和レッドダイヤモンズレディースを2-1で破った。4月29日以来の白星で、1部残留をかけた2部2位「スペランツァF.C.高槻」との入れ替え戦に向け、くノ一は弾みがつく結果を出した。

 試合は前半43分、ワントップの大歯が相手クリアボールの跳ね返りに素早く反応し、くノ一が先制。後半4分にも、今季途中加入した元新潟LのMF熊谷さやかが出したパスから大歯が左足で決め、終了直前に浦和に1点返されたが、くノ一が逃げ切った。くノ一の通算戦績は2勝1分18敗。

 2得点と活躍した大歯は「試合前、今日の試合は入れ替え戦につながるようなチャレンジをしようと話し合っていた。皆がいいプレーしていたし、私も自分が決めた点で勝ててうれしい。入れ替え戦は1試合で決まるので、準備をしっかりしてがんばりたい」。リーグ途中からチームを指揮し、最終節で初勝利となった大須賀まき監督は「苦しい試合が続いたが、選手たちは勝つことを信じて、あきらめず戦ってきたことが今日の結果につながった。ただし、まだ最後ではない。入れ替え戦に勝つことが大切なので、今日の結果を自信にさらにパワーアップして臨みたい」と話した。

 他の試合結果と最終順位は次の通り。

ベレーザ 4-1 TASAKI、INAC 4-2 新潟L、湯郷ベル 1-1 マリーゼ

@ベレーザAINACB浦和CTASAKID湯郷ベルEマリーゼF新潟LGくノ一



くノ一のなでしこリーグ最下位確定 INACに敗れ、今季ホーム未勝利 
2008-11-16


 日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部の「伊賀FCくノ一」は、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で「INACレオネッサ」と対戦した。
選手たちは本拠地でのラストゲームに奮起したが、0-7で敗れてリーグ最下位が確定した。

 くノ一が開始1分に先制され、6分と21分にも追加点を許した。攻めるしかないくノ一は、前線にボールを集めチャンスを狙ったが、後半に4点を追加され、本拠地での試合が今季未勝利に終わった。

 試合後、大須賀まき監督は、「ホーム最終節なのでどうにか勝ちたった。選手はがんばっていたが、こういう結果になって残念。あと1試合ある。2部との入れ替え戦が決まったが、最後の試合は積極的に攻めていきたい」。主将の小野鈴香は「今日はホーム最後のゲームだったが、残念な結果になった。まだ終わったわけでない。必ず1部残留するので、引き続き応援してほしい」と詰め掛けたサポーターらにあいさつした。

 1部残留を目指すくノ一は、2部2位の「スペランツァF.C.高槻」との入れ替え戦に臨む。



伊賀市選 前副市長の内保博仁氏当選
2008-11-10



 伊賀市長選挙で初当選を果たした前副市長の内保博仁氏(65)に11月10日午後、市選挙管理委員会の西浦喜憲委員長から当選証書が手渡された。




くノ一、後半のチャンス生かせず 湯郷に敗れる 女子サッカー・なでしこリーグ
2008-11-9



 日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部の「伊賀FCくノ一」(大須賀まき監督)は11月9日、本拠地の伊賀市小田町、上野運動公園競技場で「岡山湯郷Belle」と対戦し、1‐1の同点で迎えた後半2分に決勝点を決められ、敗れた。

 くノ一は14分に先制を許したが、28分にオーバーラップしたDF庄子菜摘が相手DFを一人かわしてゴールを決め、前半を同点で折り返した。

 2部2位との入れ替え戦を避けるためにも、勝ち点がほしいくノ一だが、後半開始直後に湯郷ベルの素早いリスタートから守備のすき間を突かれ失点。その後、セットプレーやゴール前でのシュートチャンスを生かせず、最下位脱出には最低でも残り2試合を勝利しなければならなくなり、7位浮上が険しくなった。

 試合後、大須賀監督は「集中力を欠いた自分たちのすきを突かれた失点で、自分たちのリズムで試合ができなかったが、最後まで『点を取りにいく』『勝つ』という気持ちでよくやったと思う。次のホームゲームは勝って、みなさんに感謝の気持ちを伝えたい」と話した。

 また、同リーグ1部首位の「日テレ・ベレーザ」が8日にあった「INACレオネッサ」との試合に勝ち、最終節を待たずに優勝を決めた。

 くノ一は次節、11月16日正午から伊賀市小田町の上野運動公園競技場で、INACと対戦する。

 第19節の他会場の結果は次の通り。

 TASAKI0-2浦和、INAC0-2ベレーザ、マリーゼ3-1新潟L



女子サッカー・くノ一 残留争う新潟Lに0-1
2008-11-3

 日本女子サッカーリーグ1部第18節、「伊賀FCくノ一」(大須賀まき監督)対「アルビレックス新潟レディース」が11月3日、新潟県の新発田市五十公野公園陸上競技場であった。現在8位で最下位のくノ一は、1部残留を争う7位新潟に0-1で敗れ、ライバルとの勝ち点差が4に広がった。

 試合は、両者無得点で迎えた後半39分、くノ一がディフェンスのこぼれ玉から新潟に決勝ゴールを許した。大須賀監督は試合後、「あと残り3試合。気持ちを切り替えるしかない」と話した。

 同リーグ1部は、「TASAKIペルーレFC」が今季限りでの休部を決めたため、同リーグ2部への自動降格がなくなり、1部8位が2部2位との入れ替え戦に回ることが決まっている。

 くノ一は次節、11月9日(日)午後1時から、本拠地の伊賀市小田町、上野運動公園競技場で「岡山湯郷ベル」と対戦する。



今岡市長「事実無し」と説明 会社社長との訴訟問題で
2008-10-30



 伊賀市の今岡睦之市長は10月30日、市内の土木造園会社社長(69)が選挙資金などとして貸した現金1億100万円の返済を求め、24日に津地方裁判所伊賀支部に提訴した件について、30日開かれた同市議会議員全員懇談会の中で「事実はまったく無い。裁判で明らかになる」と述べた。

 訴状によると、提訴した会社社長は今岡市長とは30年来の友人。1992年夏以降、市長選出馬の決意を固めた今岡市長(当時は旧上野市議)から選挙資金の融資を求められ、以後1年間にわたり、親族らに対し少なくとも7回に分けて計1億円以上を渡したが、現在までに一度も返済を受けていないと主張している。

 30日午後3時からの懇談会では、議員から現金貸借の有無ついて質問があり、今岡市長は「(出馬を決意した)92年ごろから多くの方に協力をいただき、最初の選挙はカンパで乗り切った。当時の資料は残っていないと思うが、本人(会社社長)から直接カンパを受けたということは多分ない」と答弁した。

 また、融資の見返りとして県の建設工事の入札参加資格者の格付について便宜を図ることを約束したとされる点については、「(原告の会社は)当時、市発注工事の格付はAランクであり、県で登録できていないはずが無い。自分は何ら県に働き掛けもしていないし、する必要も無い」と説明した。

 市議会では今後、会社社長から事情を聴くことなどはせず、裁判の動向を見守ることにしている。



力強くみこし巡行 伊賀・田守神社の例大祭
2008-10-29



 
伊賀市蔵縄手の田守神社(廣岡健夫宮司)で10月29日、恒例の例大祭があり、付近の古山地区の住民約200人でにぎわった。
 同神社は長元年間(1030年前後)に現在の場所に造営されたと伝えられるが、祭の起源は不明。同地区の7集落が巡行に参加し、「歳をとると心が清らかになり、神様に仕えることができる」との言い伝えがあることから、重さ500キロもある同神社のみこしを60、70代を中心とした男性が中心となって担ぐことで知られる。

 午後1時から同神社境内で神事が執り行われた後、鬼を先頭に御幣(ごへい)や獅子舞などが行列となって同神社の西約300メートルにある御旅所までを約1時間かけて往復した。また、今年は蔵縄手地区の男性16人が、掛け声を上げながらみこしを担いだ。



くノ一惜敗 マリーゼに1-2 なでしこリーグ
2008-10-26

 日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部第17節が10月26日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場などであり、伊賀市の市民クラブ「伊賀FCくノ一」は「東京電力女子サッカー部マリーゼ」に1-2で敗れた。

 くノ一は前半7分、マリーゼに先制を許したが、16分にMF吉泉愛がゴールを決め同点。しかし、4分後の20分に2点目を奪われ、後半の反撃も及ばなかった。くノ一の通算成績は1勝1分15敗で、8チーム中最下位のまま。

 次節は11月3日(月)正午から、新潟県新発田市の市五十公野公園陸上競技場で7位「アルビレックス新潟レディース」と対戦する。




華麗な巡行でクライマックス 伊賀市の「上野天神祭」本祭
2008-10-25



 伊賀市の中心市街地で10月23日から行われてきた上野天神祭が25日、クライマックスの本祭を迎え、みこしや鬼、9基のだんじりなどの行列が城下町を練り歩いた。沿道に詰め掛けた観光客らは荘厳な巡行に見入り、盛んにカメラのシャッターを切っていた。



 この日午前9時すぎ、一行が同市上野車坂町の東御旅所を出発。鬼行列の後ろに続いただんじり9基は、今年の一番くじを引いた上野小玉町の「小蓑山」を先頭に、上野中町、上野新町、上野福居町、上野東町、上野向島町、上野鍛冶町、上野西町、上野魚町の順に、横笛や鉦(かね)の音を響かせながらゆっくりと巡行した。

 国の重要無形民族文化財に指定されている同祭は400年以上の歴史があり、初日の23日には宵宮、24日には「足揃の儀」が行われた。祭礼本部によると、今年の3日間の人出は約7万5千人。関係者は「今日(25日)は土曜日で天気にも恵まれ、来場者も多かったが、前半は雨で巡行の規模を縮小するなどした影響が出た」と話した。



くノ一 首位ベレーザに力負け なでしこリーグ1部

2008-10-20




 日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部に所属する伊賀市の市民クラブ「伊賀FCくノ一」は10月19日、「日テレ・ベレーザ」と伊賀市小田町の上野運動公園競技場で対戦し、0-6で敗れた。

 首位のベレーザを本拠地に迎えたくノ一は、立ち上がりは厳しいプレスで攻撃をしのいだが、前半16分に先制され、26分にも失点。後半は途中出場のMF宮本ともみが攻撃の起点となりチャンスを作ったが、ミスを突かれて終盤に連続して追加点を許し、力負けした。くノ一の通算成績は1勝1分14敗で、順位は8チーム中最下位のまま。

 大須賀まき監督は試合後、「守備の中で一つ二つのミスが重なり、失点につながってしまった。この点差はチームの力の差だと思う。2年連続入れ替え戦ということはあってはならないので、残りの試合をとにかく勝って自分たちのサッカーを見せたい」と話した。

 次節は10月26日(日)午後1時から、神奈川県横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で「東京電力女子サッカー部マリーゼ」と対戦する。




くノ一1-3で敗れる 対TASAKI 前半2失点響く なでしこリーグ

2008-10-12

 日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部の第15節が、神戸市のホームズスタジアム神戸など3会場であり、伊賀市の市民クラブ「伊賀FCくノ一」は「TASAKIペルーレFC」に1-3で敗れた。

 試合は、前半に2点のリードを許したくノ一が、後半22分にFW大歯裕子がミドルシュートを決め1点差に迫るも、終了10分前に追加点を奪われ力尽きた。くノ一の順位は8チーム中最下位のまま。

 試合後、大須賀まき監督は「前半はなかなかリズムに乗れずに2失点してしまったが、開始から後半のように積極的な攻撃を仕掛けることができていれば、いい結果につながっていたと思う」と話した。

 次節は10月19日(日)正午から、本拠地の上野運動公園競技場(伊賀市小田町)で「日テレ・ベレーザ」と対戦する。




奈良の秋の風物詩「鹿の角きり」
2008-10-12

11日、奈良市・奈良公園内で大勢の観光客が見守る中、行われた「鹿の角切り」押さえつけられ角を切られる鹿。



芭蕉直筆「更科紀行」2年ぶり公開 伊賀市の芭蕉翁記念館で特別展
投稿日時: 2008-10-10

 芭蕉祭(10月12日)の開催に合わせ、伊賀市上野丸之内の上野公園内にある芭蕉翁記念館では特別展「書と画 俳諧美の世界」が開かれている。今年は、同市が所蔵する松尾芭蕉直筆の「更科紀行」(国重要文化財)を13日(月)まで特別公開する。

 「更科紀行」は1688年、芭蕉が美濃国(岐阜県)から信濃国(長野)に向かい、江戸に至る道中の風景や名所、出来事などをつづったもので、「奥の細道」に代表される芭蕉の代表作。同記念館では普段、複製した巻物を常設展示しており、特別公開は2年ぶり3度目となる。



フリマやライブなど楽しむ 伊賀市の「新天地商店街」でイベント
2008-10-5

 伊賀市の中心市街地(上野丸之内、上野東町)にあるアーケード街「新天地商店街」で、空き店舗が目立つ商店街の活性化などを目的とした「フリーマーケット&私のたからもの市」が10月4日から開かれ、多くの市民が足を運んでいる。5日(日)も開催。

 このイベントは、第3セクターの株式会社まちづくり伊賀上野が企画し、初めて開かれるもの。先月1日から出展者を募り、31グループの出店が決まった。

 4日午前10時から、幅約4メートル、延長約90メートルのアーケード街に、服や小物、おもちゃ、駄菓子などを売る24ブースが軒を連ね、午後1時からは会場内で市民グループなど3組がライブパフォーマンスを披露した。終了時間の午後5時までに1113人(主催者まとめ)が来場し、好みの品を買い求めるなどしていた。

 5日は約30ブースが出店予定で、正午からは5組のライブがある。時間は午前10時から午後5時まで。



女子サッカー・三重代表くノ一 岡山選抜に惜敗し4位 おおいた国体
投稿日時: 2008-10-2

 第63回国民体育大会「チャレンジ!おおいた国体」のサッカー女子は10月2日に最終日を迎え、3位決定戦に進んだ三重県代表の「伊賀FCくノ一」は岡山県選抜と対戦し、0-2で敗れた。

 くノ一は前半を0‐0で折り返したが、後半23分にフリーキックから失点し、29分にも追加点を奪われた。優勝は兵庫県代表「TASAKIペルーレFC」を破った埼玉県代表「浦和レッドダイヤモンズレディース」。

 大須賀まきコーチは国体での戦いを振り返り、「残念ながら4位という結果だったが、中央やサイドからといった攻撃のバリエーションが出せたこと、動き出しが良かったことなど収穫面もあった。4試合を通じていい経験が積めたので、リーグ戦に生かしたい」と話した。




女子サッカー・三重代表くノ一 浦和に敗れ3位決定戦に おおいた国体
投稿日時: 2008-10-1

 第63回国民体育大会「チャレンジ!おおいた国体」のサッカー女子・準決勝が10月2日行われ、三重県代表の「伊賀FCくノ一」は埼玉県代表の浦和レッドダイヤモンズレディースに0-3で敗れた。

 くノ一は前半20、23分に連続してゴールを許し、後半にも失点。FW大歯裕子らが浦和ゴールに迫るもネットを揺らせず、3年連続の決勝進出は果たせなかった。

 2日(木)の3位決定戦は岡山県選抜と対戦する。




災害時の相互応援協定 京都・木津川市と締結 伊賀市

投稿日時: 2008-10-1

 大地震や集中豪雨などの自然災害発生時に、自治体間で相互応援や連携を図る「伊賀市木津川市災害時相互応援協定」が10月1日、伊賀市と木津川市(京都府)との間で締結された。

 伊賀市から西に約30キロの京都府南部に位置する木津川市は、昨年3月に3町が合併し誕生。協定書では、両市が災害時に食糧や飲料水、生活必需品を提供したり、職員やボランティアスタッフの派遣・あっせんを相互に行うことなどを定めている。

 1日午前10時から伊賀市役所で行われた調印式には、今岡睦之伊賀市長と河井規子木津川市長、両市の幹部職員ら10人が出席。今岡市長が「府県が違っても万一の時に助け合えることはありがたい。災害時以外にもさまざまな交流を図っていきたい」と述べると、河井市長も「いざという時助け合えるのは心強い。今後は多方面で交流を」と返答した。

伊賀市はこれまでに大垣市(岐阜県)、甲賀市(滋賀県)と協定を結んでいる。




三重代表・くノ一4強に 東京選抜に1-0で勝利 おおいた国体

投稿日時: 2008-10-1

 大分県で開催中の第63回国民体育大会「チャレンジ!おおいた国体」のサッカー女子は、9月30日に2回戦4試合が行われた。三重県代表の「伊賀FCくノ一」は中津市の禅海ふれあい広場多目的グラウンドで東京都選抜と対戦。1-0で勝利し、準決勝進出を決めた。

 試合は後半27分、コーナーキックからMF吉泉愛が右足で決勝ゴールを決め、そのまま逃げ切った。



平安時代の行列再現 「斎王群行」厳かに 伊賀市柘植町一帯で
投稿日時: 2008-9-29

 平安時代、天皇の即位に合わせて京都から伊勢神宮に赴く斎王の行列を再現した「柘植の斎王群行」が9月28日、伊賀市柘植町一帯であった。古代風の衣装に身を包んだ地元住民ら約50人が、都美恵神社(同市柘植町)から斎王が道中に泊まったという宿舎「斎宮芝」のあった場所までの約2キロを練り歩いた。

 この行列は、歴史と文化を語り継いでもらおうと地元有志らが5年前に再現し、現在は柘植地域まちづくり協議会(岡崎正尚会長)が実施。衣装や冠などは当時の資料を基に手作りし、今年は斎王が乗るみこし「葱華輦」も新調した。

 この日は午後1時前から、同神社境内で出発の儀式があり、行列に加わる地元の小学生らが舞いを披露。斎王役を務める同市立柘植小4年、松山阿海さん(9)ら3人が、母親と一時の別れを惜しむ「お別れの儀」を執り行った。

 一行は途中、横光公園(同市野村)に立ち寄り、出発から約1時間半かけて、斎宮芝跡に到着した。沿道からは近くの住民やアマチュアカメラマンなどが盛んにカメラを向けていた。

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